Flash MX 2004 形式のファイルを Flash 8 で編集する際の注意点

今年になってから、ようやく Flash Player 8 専用のサイトを手がけるようになり、それに伴ってオーサリング環境は Flash MX 2004 から Flash 8 に移行しつつある。

とはいえ、Flash Player 7 用の案件の割合は多く、まだ半数のスタッフは Flash MX 2004 を使用している。Flash MX 2004 形式のファイルは Flash 8 でも編集が可能だが、その状況で不自然な動作がいくつか見られた。

モーショントゥイーンが無効になる

Flash MX 2004 で作成された FLA ファイルを Flash 8 で開き、普通にパブリッシュを行うと、モーショントゥイーンが正常に表示されなかった。キーフレーム間のアニメーションが無視されてしまい、スキップされたような効果になってしまう。必ず発生するわけではなく、原因と解決策が判らない。発生したら Flash MX 2004 に切り替えて対処した。

Flash MX 2004 形式への変換に時間がかかる

「名前を付けて保存」から Flash MX 2004 形式で保存すると、数分の間、HDD アクセスが過剰になり PC に高負荷が掛かる。これは「Flash MX 2004 形式で保存する機能を使用すると、FLA ファイルサイズが大きくなる」という不具合として公表されている。ファイルサイズが大きくなるから時間が掛かっていたというわけ。確かに、元サイズの 150% ~ 200% くらいになっていた。

もし複数人が共同で作業する場合は、Flash の上位下位互換性には期待せず、素直にオーサリング環境を同一のものにした方がリスクが少ないと思う。