Flash を GUI の要素としてではなく、データ通信コンポーネントとして利用する動きがある。JavaScript には実装されていない Socket 通信などの機能を Flash の API を間接的に用いることで、より表現に幅を持ったサイトの制作が可能になるからだ。また、FlashPlayer をミドルウェアとして利用するので、プラットフォームを気にする必要も無くなる。
代表的なコンポーネントとしては以下のものがある。XML 通信は XMLHttpRequest の代替にあたる。リストには無いが、Remoting API を持ったコンポーネント Flash も、既に誰かが開発しているだろう。
- SocketJS
- Flash は XMLSocket 通信を行う。
- Fjax
- Flash は XML 通信・パースを行う。
- SwfJax
- Flash は XML 通信・パースを行う。XPath を利用可能。
- AMASS
- Flash は SharedObject にデータを格納する。
コンポーネント Flash は、データ通信部分に限らない。JavaScript から透過的に音楽を再生することもできる。面白い試みだ。