Fiddler で HTTP 通信をデバッグする

Fiddler には HTTP 通信を確認する以外にも、実務で役立つ便利な機能がある。

ブレークポイントの設定

任意のリクエストまたはレスポンスに、ブレークポイントを設定できる。 例えば、Google にアクセスし、コマンド入力エリアに以下を入力する。

bpu /search

これで、検索リクエストが実行される直前でブラウザが止まり、 Fiddler 上でリクエスト内容 (検索ワードなど) を書き換えた上で処理を継続できる。

回線のシミュレート

デフォルトではモデム回線のシミュレート設定があり、さらに独自のルールを追加することができる。 Ctrl-R で設定ファイルを開き、m_SimulateModem 変数の使われ方を参考に JScirpt を書けばよい。

if (m_SimulateHoge){
// Delay receives by 150ms per KB downloaded.
oSession["response-trickle-delay"] = "150";
}

bps ではないので注意。

キャッシュ削除

Ctrl-Shift-X で WinInet(IE) のキャッシュを削除する。地味に便利。

参考

デモンストレーションのビデオが参考になる。 画像のレスポンスを作者自身の顔に差し替えるところは笑える。