『13 歳からの論理ノート』を読んだ。タイトルは、「13 歳のハローワーク」の真似か。書籍のタイトル、というか表紙は、ヒットしたものから真似られることが多いようだ。最近では、"○○ハックス"という書籍が目に入る。
で、本書はロジカルシンキング入門本である。ロジカルシンキング本によくある、MECE やロジックツリーといったツールの紹介は無く、"国語の教科書" 的な内容。以下のような簡単なクイズもあるので、脳のストレッチによい。
「誠実な者はウソをつかない」
これが真実であるなら、ウソをつく者の中に誠実な者は
1)いる
2)いない
3)どちらともいえない
"論理のキズ・欠陥 (logical flaws)" という節に、欠陥のある論理がリスト化されていたので、いくつかをメモ代わりに引用しておく。
- 少ない例から一般化を行っている
- 無関係な二者比較による類推
- 不適切な統計値を基にしている
- 事実を無視している
- 知っているべきことを知らない
- 個人攻撃/人身攻撃
- 定義をしていない
- 根拠が無い/十分でない
- 循環論法を使っている
- 原因を取り違えている