Flash コンテンツをデバッグするための Firefox extention

Flashデバッグするための Firefox extention を Alessandro Crugnola(SEPY の開発者) が配布している。Flash デザイナや開発者は是非とも入れておきたい。

FlashTracer

FlashTracer は、Firefox から trace の出力を見ることを可能にする extention。デバッグ用の TextField を作成したり、JavaScript の alert を呼ばずとも値のチェックができるのは嬉しい。この extention を入れる前に、debug player をインストールしなければならないので注意。

FlashTracer をデバッグツールとして使用すると便利だが、公開済みのコンテンツに trace 文が含まれていた場合、この extention を導入しているユーザに見られてしまうという捉え方もできる。デバッグ済みの trace 文は可能な限りコメントアウトしておきたい。

Flash Switcher

Flash Switcher は、Flash Player のバージョンを切り替える extention。初期インストールで バージョン 2~9 まで切り替えることが可能。代替コンテンツの確認を容易に行える。

ただし、バージョンリストに先の debug player が無いのは不便なので追加しておくとよい。追加手順は、まず debug player をインストールした状態にし、Firefox インストールフォルダにある、以下の dll ファイルをコピーする。

C:/Program Files/Mozilla Firefox/plugins/NPSWF32.dll

次に、Firefox のユーザフォルダを開く。

C:/Documents and Settings/{UserName}/Application Data/Mozilla/Firefox/Profiles/{UserProfile}/extensions/{2b5cfade-d133-429c-aea5-865911de4e1d}/chrome/plugins

plugins フォルダには各バージョンの Flash Player が置いてある。ここに、"9.0 r16 debug" というような名前のフォルダを作成し、先ほどコピーした NPSWF32.dll を配置すればよい。Firefox を再起動すれば、Flash Switcher のリストに debug player が追加されている。

Adobe Flash Player Support Center

追記になるが、Adobe Flash Player Support Center では、各 OS に対応した debug player や、全てのバージョンの Flash Player、そして Flash Player のアンインストーラをダウンロードできる。Flash Player のアップデートがアナウンスされた際には、ここから同バージョンの debug player をダウンロードすればよい。2006 年 11 月 21 日時点では、9.0.r28 が最新バージョンとなる。9.0.r16 には脆弱性が存在するので、debug player ユーザはアップデートしておこう。