プロジェクトライフサイクルである「計画」「実行」「終結」のうち、「終結」とは何を意味するのだろう。ウェブサイト制作のプロジェクトであれば、ウェブサイトの設計を行い (計画)、実装をし (実行)、納品する (終結)。これでよいのだろうか。
実行フェーズには納品までを含み、終結フェーズでは、「ふりかえり」を行うべきだと自分は考える。しかし、現実は悲しいかな、プロジェクトの「終結」前に、他のプロジェクトが「計画」または「実行」フェーズに移行しており、反省を行うゆとりはない。
とはいえ、「終結」しないことによるチームメンバのモチベーション低下を引き起こさないよう、マネージャは最低でも以下の 1 点を実行すべきだ。
チームメンバに終了を告げる
信じがたいかも知れないが、マネージャがクライアントに納品を行い、ウェブサイトが公開されたとしても、制作メンバーにはそれが知らされないことが多々ある (意図的ではないが)。不安になった制作メンバーは、申し訳なさそうにマネージャの元へ聞きに行くのだ「あのサイトはどうなったのですか?」と。
終了の告知は、チームメンバ 1 人 1 人に、直接報告しなくとも、メールで事足りる。
関係者各位 ○○ウェブサイトは無事に公開となりました。 http://hoge.example.com 皆さん、お疲れ様でした。
このような内容のメールを送ることで、ようやく「終結」フェーズに移行したと言えるだろう。