Developer Center に ActionScript 2.0 Best Practices というページがあった。ActionScript 2.0 のコーディング標準と一般的なルールを解説している。一部を抜粋してみた。
一般的な命名規則
- 略語の使い方に注意する。例えば、"sec" だと "section" と "second" で混同してしまう。
- 抽象的な名前を付けない。例えば、ユーザネームを得るメソッドの名前は "getData()" ではなく "getUserData()" とする。
- 予約語は避ける。また、将来的に予約語になりうる単語も避ける。
変数の命名規則
- 必ず型宣言を行う。
- 大文字、小文字が異なるだけの、同じ綴りの名前を付けない。"firstname" と "firstName" は別の変数として扱われる。
- Object 型を使いすぎない。どうしても、という時だけ使う。
- 省略語は大文字にする。例えば、"newHtmlParser" ではなく "newHTMLParser" とする。
- 関係のある変数同士は、それがペアと判るように命名する。"minScoreNum" と "maxScoreNum" のように。
定数の命名規則
- 全て大文字にする。
- 単語のつなぎをアンダースコア "" にする。例えば、"MAX_WIDTH" や "BASE_URL" のようにする。
ブール値の命名規則
- 接頭語に is を付け、その状態を表すようにする。"isGirl" や "isLoggedIn" など。
関数の命名規則
- 戻り値がある場合は、容易に想像できるようにする。"getCurrentSong()" なら、現在の曲名が返ってくると判る。
クラスの命名規則
- プロパティ名を冗長にしない。猫の髭なら "Cat.catWhiskers" ではなく "Cat.whiskers" とする。
その他
- root の代わりに parent で参照する。また、root を使ってしまった場合は _lockroot を true にする。
- 可能な限り this を付ける。
- 変数の宣言時に初期値を設定する。
- with を使わない。
- eval や配列アクセスを使わない。
- 不要な onEnterFrame は削除する。
- for ループのチェックに配列の length を使う場合は、一時変数に length を格納する。
- 三項演算子より if 文を使う。