キャリアショック

キャリアショック』の読書メモ。

要するに

変化の激しい時代では、10 年後のキャリアなど誰にも分かりません。どういうキャリアを歩むかは全て「自己責任」です。会社主導の時代ではありません。会社は雇用の保障などしてはくれません。
そんな時代に何をすればよいのか、この本はとてもよい指針になります。
就職活動中の学生や、今後のキャリアを考えているビジネスパーソンには是非読んでいただきたい一冊です。

キャリアを形成するための価値観

「価値観は人それぞれ」と言ってしまえばそれまでですが、幸せなキャリア (動機にマッチしたキャリア) を形成するための価値観・判断基準には、普遍的なルール (著者がインタビューから得たデータ) が幾つかあります。

  1. 差別性・希少性を重要視する
  2. 異文化の経験を積む
  3. 今後の動向に賭ける
  4. 好きなように仕事をする
  5. 「自分はこうありたい」と意識する
  6. ときには直感で判断する
  7. 職業倫理を大切にする

要するに「皆と同じことや言われたことだけをやる待ちの姿勢」ではなく「明確な動機をもって今後の動向に賭ける姿勢」が重要なのです。

具体的なアクション

では具体的にどのようなアクションを採ればよいのでしょうか。5 つのアクションを勧めています。

  1. 「自分の値段」ではなく「自分の動機」を知る
  2. 動向を読み、賭けるべき流れを選ぶ
  3. 自分のビジョンとバリューを掲げる
  4. 価値ある WHAT(課題定義) を構築するコンピテンシーの強化
  5. キャリアリスクを減らしキャリア機会を広げる

100 日ルール

何か新しいスキルを身につける時は、100 日のアクションプランを立てるのがよいそうです。100 日できっかけもつかめないようなら永遠に実現しません。