『キャリアショック』の読書メモ。
要するに
変化の激しい時代では、10 年後のキャリアなど誰にも分かりません。どういうキャリアを歩むかは全て「自己責任」です。会社主導の時代ではありません。会社は雇用の保障などしてはくれません。
そんな時代に何をすればよいのか、この本はとてもよい指針になります。
就職活動中の学生や、今後のキャリアを考えているビジネスパーソンには是非読んでいただきたい一冊です。
キャリアを形成するための価値観
「価値観は人それぞれ」と言ってしまえばそれまでですが、幸せなキャリア (動機にマッチしたキャリア) を形成するための価値観・判断基準には、普遍的なルール (著者がインタビューから得たデータ) が幾つかあります。
- 差別性・希少性を重要視する
- 異文化の経験を積む
- 今後の動向に賭ける
- 好きなように仕事をする
- 「自分はこうありたい」と意識する
- ときには直感で判断する
- 職業倫理を大切にする
要するに「皆と同じことや言われたことだけをやる待ちの姿勢」ではなく「明確な動機をもって今後の動向に賭ける姿勢」が重要なのです。
具体的なアクション
では具体的にどのようなアクションを採ればよいのでしょうか。5 つのアクションを勧めています。
- 「自分の値段」ではなく「自分の動機」を知る
- 動向を読み、賭けるべき流れを選ぶ
- 自分のビジョンとバリューを掲げる
- 価値ある WHAT(課題定義) を構築するコンピテンシーの強化
- キャリアリスクを減らしキャリア機会を広げる
100 日ルール
何か新しいスキルを身につける時は、100 日のアクションプランを立てるのがよいそうです。100 日できっかけもつかめないようなら永遠に実現しません。