『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』の読書メモ。
要するに
ジャック・ウェルチをコーチングしたという「コーチングの神様」が書いたコーチングの指南書。タイトルだけ見ると「神様」とか「できる人」とか、恥ずかしい単語が並んでいて『ビジネス書大バカ事典』に載ってそうな感じです。「20 の悪い癖」は少し有名かもしれません。この本のポイントは「他人を変える」のではなく「自分を変える」ことにフォーカスしていること。原因自分論てやつです。これには賛成。
20 の悪い癖
リストだけみると「あるある」な内容かもしれませんが、短所がない人間などいません。「あるある」と思ったところに気をつければ済む話です。しかし、リストだけをざっと見て「これをすべて守ればよいリーダーになれるんだな」という単純な話ではありません。リーダーシップは磨いていくものであって、テクニックでは無いというのが僕の考えです。このリストはあくまで指針 (方法) の一つという位置づけです。
- 極度の負けず嫌い。
- 何かひとこと価値をつけ加えようとする。
- 善し悪しの判断を下す。
- 人を傷つける破壊的コメントをする。
- 「いや」「しかし」「でも」で文章を始める。
- 自分がいかに賢いかを話す。
- 腹を立てているときに話す。
- 否定、もしくは「うまくいくわけないよ。その理由はね」と言う。
- 情報を教えない。
- きちんと他人を認めない。
- 他人の手柄を横取りする。
- 言い訳をする。
- 過去にしがみつく。
- えこひいきする。
- すまなかったという気持ちを表わさない。
- 人の話を聞かない。
- 感謝の気持ちを表わさない。
- 八つ当たりする。
- 責任回避する。
- 「私はこうなんだ」と言いすぎる。
目次
- エグゼクティブ・コーチとは何か
- 成功した人ほど、変化を嫌う理由
- 「やめること」の大切さ
- 20 の悪い癖
- 21 番目の癖――目標に執着しすぎる
- フィードバック
- 謝罪する
- 公表する。宣伝する
- 聞くこと
- 「ありがとう」と言う
- フォローアップ
- フィードフォワードを練習する
- 「自分を変える」ときのルール
- 部下の扱い方