『経営者の条件』の読書メモ。
要するに
経営者でなくとも組織の全員がエグゼクティブのように働いて成果をあげなければならない。という話です。成果を上げるためには、以下の 8 つのことを習慣化します。
- なされるべきことを考える
- 組織のことを考える
- アクションプランをつくる
- 意思決定を行う
- コミュニケーションを行う
- 機会に焦点を合わせる
- 会議の生産性をあげる
- 「私は」ではなく「われわれは」を考える
確かに生まれつき成果をあげるという人たちもいる。しかしわれわれは、生まれつきの才能に頼るわけにはいかない。成果をあげることは習慣である。したがって、他の習慣と同じように身につけることのできるものである。そして身につけなければならないものである。
目次
- 成果をあげるには
- 成果をあげる能力は習得できる
- 汝の時間を知れ
- どのような貢献ができるか
- 人の強みを生かす
- 最も重要なことに集中せよ
- 意思決定とは何か
- 成果をあげる意思決定とは
- 成果をあげる能力を習得せよ
人の強みを生かす
コーチングについて悩んでいたときにこの章の文章が心に響いた。(強調は私)。
同僚、部下、上司について、「できないことは何か」ではなく「できることは何か」を考えるようにするならば、強みを探し、それを使うという姿勢を身につけることができる。やがて自らについても同じ姿勢を身につけることができる。
エグゼクティブの任務は人を変えることではない。その任務は『聖書』がタラントの例えでいっているように、人のもつあらゆる強み、活力、意欲を動員することによって全体の能力を増加させることである。