『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』の読書メモ。
要するに
問題解決の入門書です。できるビジネスマンは、見えるものしか見ないようじゃダメで、見えないものを意識的に見えるようにしていかなければなりません。そのためには「発見力」つまり、ある物事に関心を持って仮説を立てることが超重要。日頃から興味のない分野にも関心をもつようにして、深く掘り下げて考えて仮説を立てる習慣を身につければ、ものは自然と見えてくるそうです。
プロは仮説を持っている。だから、必要な数字や記事が自然に目に飛び込んできて、ふつうの人には見えないものを見ることができるのです。そして、見えるから、さらに突っ込んだ仮説を立て、さらにものが見えるようになるのです。
「セブンイレブンの最後のエヌが小文字である」や「ローソンのロゴを描けますか?」といった読者を引き込む導入がうまいと思いました。2 時間程度で読めて文章も平易なので通勤のおともにおすすめです。著者である小宮一慶氏の、難しいことを簡単な文章で伝える技術は素晴らしいと思いました。
目次
- 見えているようで、何も見えていない
- 関心と仮説でものが見える
- たとえば、こんなふうに見えてくる!
- 見える力を養う方法
- ものが見える 10 の小さなヒント